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琵琶湖疏水観光船、11月に試験運航 春に続き2回目
京都市や大津市が就航を目指している琵琶湖疏水の観光船事業で、両市などでつくる実行委員会は17日、京都市南区で会合を開き、11月に試験運航を実施することを決めた。春に続く2回目で、本格実施に向けて乗船料などを変更し、安全面を強化して行う。
実施期間は11月14~29日(16~18日と25日を除く)。船は8人乗りの屋根付きモーターボートで、参加者6人が乗船できる。コースは大津から京都方面の下りのみで、第1疏水の大津~蹴上、大津~山科、山科~蹴上の3コースで行う。1日につき、大津~蹴上コースは3便、ほかは2便運航する。乗船者は小学生以上が対象で、乗船料はコースにより1人4千円~1500円。
近畿運輸局から指摘を受け、事業用無線を活用して第1トンネル内の通信を確保し、疏水内に新設した山科乗下船場で、一定の人数が乗っても耐えられるか強度を確認した。操船者の習熟期間を延長し、技術の向上も図るという。
乗船者の募集期間は10月5~11日。5日から両市役所や区役所などで配布するチラシや、京都市上下水道局と大津市役所のホームページに募集要項を掲載する。問い合わせは実行委事務局の京都市上下水道局経営企画課TEL075(366)5251。